息子が英心に通い始めたのは年長の春でした。 思えばわずか8ヶ月だったのですが、それまでになく親子共充実した時間を過ごした8ヶ月間でした。 それまでは、ペーパーの”お勉強 ”らしい事をさせた事がなかったので、一体どういう事になるのやらという気持ちで、初めての体験授業にうかがいました。 案の定、初めての幼児教室という環境とお勉強の雰囲気に興奮気味の息子は、先生の指示もろくに聞かず授業中に先生に話しかけたりと、他の生徒さん達とは明らかに違いました。 授業の後、先生に 「あんな落ち着きのなさで、お恥ずかしいです。」 と素直な感想を申し上げました。 すると先生は 「何をおっしゃるんですか、お母さん。 彼の個性なのですからあれでいいんですよ。 くれぐれも彼の欠点と思って削らないで下さい。 そこを削って小さい人間にするよりも、そこを認めた上で、他の所もふくらませて大きい人間に成長させましょう。 いいお子さんですよ。」 と仰ってくださいました。 その言葉を伺い、そういう考え方もあるのかと減点法で子供を見てきた自分に気付きました。 こういう視点で子供を見てくださる先生ならば、息子をきっといい方向に導いてくださると確信いたしました。 ただ、他の生徒さんのご迷惑にならないのだろうかと心配だったのですが、先生は 「英心のお母様方は皆さん本当にいい方ばかりですから大丈夫ですよ。」 とニッコリされました。 果たして…、その通りでした。 途中入室の私達親子にも、皆さんが何かと教えてくださったり、一緒に心配してくださったり、暖かい態度で受け入れて頂きました。 そのおかげで、息子は楽しく授業に向かい終始上機嫌で英心に通いました。 6月に入った頃に点数が全く伸びない時期があり、「やはり小学校受験は無理なのかもしれない。」 と思っていた時に、周りのお母様達に話を聞いてもらったり、強い励ましをして頂いて、ずいぶん救われた事もありました。 英心の授業は、時にはきっぱりと子供に厳しくもあり、でもいつも笑い声が起こる楽しい授業でした。また最初に 「家では一切ペーパーはやらせないでください。」 と言われた通りにしていましたので、親子共に追いつめられた気持ちになる事がなく受験期を過ごす事ができました。 最後まで息子が笑顔を失うことなく、前向きな気持ちで小学校受験に臨む事ができたのは、英心に通う皆さんの暖かい雰囲気と先生の御指導があってこそだと思います。 決して小学校受験向きとはいえない息子の性格をまるごと肯定して頂けた事、その上で時には厳しく息子を導いてくださったという事が良い結果につながったのだと思っております。 あの時の小学校受験を通して英心の木暮先生にお会いできた事で 息子の中に 「先生とは信頼できる素晴らしい存在である。」 という刷り込みがなされた事も息子にとって大きな収穫です。 辛抱強く息子の成長を見守ってくださった英心の先生にこの場をお借りして深く感謝申し上げます。 本当にありがとうございました。
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